シェアハウスの内覧時・入居前に確認しておくポイント

シェアハウス基礎知識

こんにちは!Sharehouse fan編集長のもぐら隊長です。

シェハウスの繁忙期は賃貸と一緒で、引越しが増える1〜3月と9〜10月。
この時期は内覧にいらっしゃる方が多くなってきます。

人気の物件は早めに内覧しないと埋まってしまいますが、焦りは禁物。
これからしばらくの間生活する家ですから、「こんなはずではなかった」と後悔しないようにしたいものです。

今回は内覧百戦錬磨のもぐら隊長が、シェアハウスの内覧時や契約前にチェックするべきポイントをお教えします!

周辺環境

人によって様々ですが、「ほぼ毎日使うもの」は何かしらあります。
例えば、自炊する人であればスーパー、外食する人であれば定食屋さんやお弁当屋さん、銭湯好きな人であれば銭湯など。

毎日使うものほど近くにあれば便利ですし、長く住みやすくなります。それらが家の近くにあるか、帰りが遅い場合は営業時間も確認しておくと安心です。

また、仕事などで電車通勤する場合は最寄駅から実際に歩き、距離も確認しておきましょう。地図上で見ると近い距離でも、坂道や信号の多さなどで体感距離が違ってきます。

もし駅から遠く自信がない場合は、物件の担当者に「近道はありますか?」「バスは通っていますか?」などと聞くと色々と教えてくれます。

内覧はせっかく現地に訪れる機会。ぜひ付近を散策してみて、街の雰囲気を感じ取ってみましょう!

入居時と退去時にかかる費用

入居時と退去時にかかる費用も、内覧の際に確認しましょう。

たいていのシェアハウスは入居時に「管理費」「初期手数料」「敷金」などの名目で10,000円〜50,000円程かかり、退去時に返却がなく消却されることがほとんど。
ワンルームなどの賃貸物件でも入居時に1〜2ヶ月分の家賃がかかることが多いので、それに比べたら同じくらいか、やや安いくらいでしょうか。

オフシーズンなど、運良くキャンペーンをやっているとこの費用が割引されることもありますので、要チェックです!

また、退去時に費用がかかるシェアハウスは少ないですが、稀に清掃費などが必要な場合があります。
ちなみに私のシェアハウスは「退去時に自分で清掃をすれば、清掃費は無料」という仕組みです。管理人は楽だし、住人は余計な清掃費を払う必要がなく、なかなか合理的だと思っています。

最低契約期間

最低契約期間も1ヶ月〜1年まで、ハウスによって様々。

もしシェアハウスが合わなかったら退去したい場合や、転勤の可能性がある場合などは短期間で退去ができるところをおすすめします。

ただ、全てではありませんが、そのような物件は「短期間で退去する人が多い=住人同士の関係を元々築く意欲のない人」が多いこともあります。
住人と深く関係を築きたい場合は、あえて最低滞在期間が長めのシェアハウスを選ぶのも一つの方法かもしれません。

当番制の有無(ゴミ出し、清掃)

共用部分のゴミ出しと清掃はたいてい、「住人の当番制」または「管理人や清掃業者が行う」に分かれます。

当番制の場合、住人の規模にもよりますが自分の担当は週1回前後が平均的です。
週1回ならいいか〜と思っていても、実際やってみると朝忙しくてゴミを出し忘れたり、分別がされていないとイライラすることも。

また、掃除も得意不得意があるため、当番制の場合は住民によってムラが出てしまうこともあります。
ちゃんと掃除しないと住人間の確執を生むことにもなりかねないので、当番制の場合は責任をもってやる覚悟を持ちましょう。

一方で管理人や清掃会社の場合、住人は楽ですが、大切なのはその頻度。
当然ですが、大勢で生活をすると汚れる頻度は想像以上に早いものです。

個人的な感覚では、最低でも1週間に1回は清掃がされないと共用部分が荒れ果てます。
内覧時の清掃具合と合わせて、その担当者や頻度についても確認するようにしましょう。

住人の雰囲気、平均居住期間

住人の雰囲気は、シェアハウスを選ぶ上で一番大切といっても過言ではないかもしれません。これは自分自身が管理人と住人をしていて、心から思うことです。

どこに住むかよりも、誰と住むか。
シェハウスの平和はこれにかかっています。

まずはざっと「男女比、年齢、平均居住期間、共有スペースでの交流はどのくらいの頻度か」を聞いてみましょう。もし聞いても全く答えれない管理人は、住人との関係性が希薄である可能性があるので要注意です。

一番いいのは内覧の時実際に住人に会うことですが、そう都合よく家にいてくれないもの・・・。
その場合は担当者が写真を持っていたら見せてもらったり、交流パーティーを開催しているシェアハウスであれば参加させてもらえることもあるので、遠慮せずに聞いてみましょう!

共益費に含まれているもの

多くのシェアハウスでは家賃の他に共益費(5,000円〜20,000円前後)がかかります。※光熱費は毎月実費が請求されるシェアハウスもあります。

たいてい含まれているものは、水道、電気、ガス、wifi、家電(炊飯器、電子レンジなど)調理器具、食器、トイレットペーパーや食器用洗剤、清掃用具など。

ただ、共用備品にあっても自分専用のものを持っていた方がいいものがあります。
それは、炊飯器。

夜は多くの人が同じ時間帯にご飯を炊きます。
炊飯器が一つしかない場合は住人で順番待ちになる可能性があるので、もし今一人暮らしなどでマイ炊飯器を持っている場合は、捨てずにしばらく取っておいた方が安心です。
(ちなみにうちの住人は8人中3人がマイ炊飯器を持っています)

他にはラップやティーセット、砂糖や塩などの調味料も自由に使えると地味にありがたいですが、これはあったらラッキーくらいに思っておきましょう。

トイレ・シャワーの数

トイレとシャワーは毎日使うもの。特にトイレは朝みんな同じ時間帯に使うことが多く、順番待ちが必要だとストレスになります。

そんなトイレ渋滞は少なくとも4〜5人あたり1つトイレがあると防ぐことができます。
例えば、10人のシェアハウスなら2つ、15人のシェハウスなら3つ、といった具合です。

また、シャワーについては6〜7人あたり1つが理想的。

シャワーは朝シャワー派と夜シャワー派に分かれたり、帰宅時間(お風呂に入る時間)がばらけるものなので、トイレほど人数あたりの数が多くなくても大丈夫なのです。

毎日の小さなストレスをなくすため、トイレとシャワーの数は要チェックです!

wifiのスピード

wifiが使えるシェアハウスであれば、その速度や回線の数を確認しておきましょう。

特に人数が多いシェアハウスの場合、複数人でwifiをシェアすると速度が一気に遅くなり、みんなが帰宅する夜などはネットサーフィンすらできない…なんて事態もありえます。
特に仕事でPCを使う人にとっては死活問題です。

したがって、昼間に内覧に来ると家にあまり人がいないためwifiのスピードが速いことが多いのですが、大切なのは夜のスピード。こちらも管理人にしっかりと確認してみましょう。

まとめ

以上、シェアハウスの内覧時や契約前に確認しておくべき7つのポイントでした!
確認事項が多いな〜と思われたかもしれませんが、入居してからの「こんなつもりじゃなかった」を防ぐために、どれもとても大切なことです。

これ以外にも管理会社に確認をすると必ず教えてくれますので、わからないことや不安なことは遠慮せずにどんどん聞いてみて、自分にぴったりなシェアハウスを見つけましょう!